Hearbvest

ふかふかに肥えた
土づくりにこだわる
「綱崎農園」が
自慢の味を届けます。

　愛媛県の西南部に位置する松野町は、約84％を森林に覆われている自然豊かな町で、「森の国」のキャッチフレーズが付けられています。自然体験が人気の滑床渓谷や、道の駅にある淡水魚の水族館などが有名ですが、質の高い桃の産地としても知られています。
　松野町は温暖な気候を生かし、1970年代から桃の特産品化に取り組んできました。桃栽培にとって特別に恵まれた条件というわけではなかったそうですが、農家が味のいい桃づくりのために地道な努力を続けてきた結果、市場で「松野の桃」の質の良さが高く評価されるようになったのです。『ハーベスト』がお届けするのは、そんな農家の中の一軒「綱崎農園」の桃です。
　同農園は約50年に渡り、こだわりの桃栽培をしています。その一つが柔らかい土。栽培を始めた当初から、化成肥料を使わず落ち葉を混ぜ込む土づくりを続けてきたそうです。「手を入れてつくってきた土の力で、うちの桃は大きくおいしく育つのです」と同農園。収穫間近の桃が実る農園内は、甘くフルーティーな香りにふわりと包まれています。

太陽の光をたっぷり
浴びて熟した桃。
6月中旬から9月上旬まで
約20種類を出荷。

　　「綱崎農園」ではブドウやキウイフルーツの栽培に用いられている平棚仕立てという栽培方法を導入しています。桃園に棚を設置し、棚の高さに沿わせて枝を整える方法です。これによりすすべての果実にまんべんなく太陽の光が注ぎ、たっぷり光を浴びることで桃は大きく甘く育ちます。桃はデリケートで傷みやすいため、熟す前に出荷する所もありますが、同農園では食べごろに熟すのを待って収穫する「樹上完熟もも」を基本にしています。傷つけないように手作業で1個1個選別して出荷します。
　同農園は新品種の栽培にも積極的に取り組んでいます。6月中旬から9月上旬くらいまでの間、約20種類ぐらいの中から、その時期に収穫する桃を随時お届けします。品種が異なれば、味わいも違います。しっとりとした果肉から豊かな果汁があふれるものや、シャキシャキとした歯ごたえとともに爽やかな甘さが広がるものなど、個性豊か。同農園では果物好きなグルメから人気の高い「食感硬めの桃」も多彩に育てています。